異業種からの新規参入者だけでなく、経験者も介護経営に携わろうとする機会があります。少子高齢化社会と言われる中、高齢者施設などを立ち上げると相応な需要は見込まれます。しかし、漠然とした考えでは経営はうまくいかないでしょう。明確な戦略を持ったうえで自力で集客できる力があれば、介護経営が成功する可能性が高まります。
民間企業の営業職や店舗マネージャーのような集客活動の実績ある経験者もいれば、介護現場でのみ長年職務にあたった方もいます。それぞれが培った経験を活かして、集客活動を行うことで、お客さんにも介護経営の魅力が伝わりやすくなります。
介護経営を独学で行う方法もありますが、保険や医療レセプトなど相応の知識が必要となります。専門性を持っているアドバイザーに依頼や相談をすることで、的確なサポートを受けやすくなります。
売上を出すには集客活動は欠かせません
新たに高齢者施設を立ち上げても、売上を出さないと介護経営で黒字を出すことはできません。たとえ長年高い稼働率を持っていても、近くに魅力ある同業の施設ができると、お客さんが流れてしまうことも少なくありません。
お客さん宅などに訪問をする場合、ただ資料を渡して説明をするだけでは伝わる情報が限られてしまいます。この施設だから選んでもらえるといった、セールスポイントを見つけて伝えられると、相手にも良い印象を与えられます。
複数回訪問をすることで、双方の信頼関係を築きやすくなります。最初は世間話からスタートすることや、忙しくない時間を見計らっての訪問は、一つのエチケットです。
介護経営のアドバイザー選び
集客活動や事務作業など、自分だけで介護経営を行うには相当な労力を要しますし、行動できる範囲が限られます。介護経営のアドバイザーに相談をすることで、円滑に行いやすくなります。
選ぶにあたって、アドバイザーとしての実績や歴史をホームページなどで情報掲載をしています。確認をすることで、信頼度を測ると良いでしょう。特に福祉や医療に特化している所だと相応に研究を重ねていますし、難しい問題が生じても答えてもらえます。全国に拠点を持っている会社なら、地域に関する情報にも精通していたり、訪問での相談にも迅速に行ってくれるでしょう。
また、介護現場で仕事をする方への人材紹介を行っていたり、メールなどで相談できるシステムがあれば、多角的なサービスを受けられます。